15 受験必勝法 1
筆者は過去に、漢字検定1級に挑戦したことがある。実は数回受けたのだが、いまだに一回も合格していない。まあ合格する気はあまりなく、楽しみで受験しているから、合格などどうでもよいと言うと負け惜しみに聞こえるが、こういう立場で受験必勝法を書こうというのだから、何やら矛盾しているようにも思えるであろう。しかし、筆者も、50数年前は、受験のプロであったのだから、その時のことを色々と思い出してみた。入学試験、資格試験のため四苦八苦しておられる方も多いと思うので、思う所を記すが、多少役に立てれば幸いである。まず総論的な事を述べてみよう。漢検についてはのちにまた詳しく書く。
当たり前のことだが、試験とは出題者の期待した答えを書かないと正解ではない。それは科学に基づいているということが前程となる。以下は〇か×か
1) 地球は太陽の周りを回っているのであって、太陽が地球の周りを回っているのではない。
科学では〇、宗教ではX
2) 物質は分子、原子でできている。
科学では〇、宗教ではアニマできておりx
3) 雷というのは、虎の皮の褌をはいた雷神の起こすものであって、原子の摩擦によって起こるものではない。
科学ではx(しかし、もしかしたら〇かもしれない。誰も分子、原子を見た人はいないのだから)
つまり試験というのは、自然、社会、等の本質を問うているのではなく、一般常識、その時代の空気に合致したものが正解なのである。従って、本質的に正解のものが現在という空気の中で不正解になるということはあり得る。
さて世の中の試験には二通りある。競争試験と資格試験である。同じ試験と名付けられてはいるが、取り組む姿勢が全く違う。
競争試験は問題の難易度はあまり関係なく、上位から何番目に位置するかがポイントである。問題が易しいときは、かなりできても不合格となることもあるし、問題が極端に難しい場合、ほとんどできなくても合格することはあり得る。資格試験では極端に難しい問題はできなくても良いが、易しい問題は確実に正解していなければならない。だから問題が易しければ全員合格もありうるし、難しいときは、全員不合格というのもあり得る。そこで取り組む姿勢が変わってくる。
易しい問題は確実に正解し、難しい問題はある程度できなくてもよいということは、両方の試験に共通しているのであるが、難しい問題の重要度が違う。
競争試験では、他の平均的な人たちが正解できない難しい問題を一題でも二題でも正解できるとグンと有利になる。易しい問題は、平均的にできればよい。だから、大学入学試験等の場合過去問によってその大学の試験問題の癖をつかむことがとても大切になる。一般的知識をいくら詰め込んでも人より上に行くことはできない。
資格試験の場合は一般的知識だけをたくさん詰め込むことが重要である。過去問でいくら難しい問題を練習しても、そんなのは出る可能性は低いのだから、時間の無駄である。極めてオーソドックスに、誰でもできる問題だけを確実にできるようにするこれがポイントである。さてここからは競争試験、資格試験に共通に試験というものがどういうふうに成り立っているのかを見てみよう。ここでは、競争試験については、大学入学試験、高校3年生の方を対象にしていることをお断りしておく。
コメント