16 受験必勝法 2
更新日:1 日前
出された問題に正解するというのが試験なのであるが、これはどういうことであるか?試験はそれを作った出題者というのがあり、答えを伏せて、それに回答するという回答者がいることによって成り立っている。当たり前のことである。問題に正解したというと、何か世の中に正解というものがあって、それに客観的に到達したというイメージを持っておられる方も多いと思うが、事実は違う。出題者と回答者が回答という共通事項を共有したというに過ぎない。難しい言い方になってしまったが、平たく言うと出題者が「これ知ってるかな?」という事実を問題にしたのであり、回答者は「ああそれ知ってますよ」と会話し、意見の一致を見たということなのである。これはすべての問題がそうである。だから出題者と同じ心境になれさえすれば、正解にたどり着くことができるということになる。みなさんも思い出してみるとよくわかるだろう。易しい問題の場合、「出題者はここを狙っているのだね、わかるよ」という心境にならないだろうか。たとえそれがわからなかったとしても「自分も大切だとは思ってたんだが、ちょっと忘れた、なんだっけ」である。難しい問題の場合、出題者と意思の疎通ができない。つまり出題者が何を聞いているのかわからない。何を重要と思っているのかわからない。だから逆に、自分が試験官のようになることができれば正解できるということになる。
では具体的にどうすればよいのか?ここからはあなたには出題者の心境になってほしい。出題するとき何を出題するか?おそらくはあなたがここは重要だと思うところを出題するだろう。その分野のことをよく知らない人が出題するときは、重箱の隅を突っつくようなトンチンカンな問題となる。これは難問とは言わない。奇問という。奇問を出す人には出題者の資格はない。
では、どういう問題が重要な箇所と言えるのか。あなたがその分野全体を知っているとした時、その中でも特に常識的な事柄となっている部分である。だから試験官は常識を出題する。回答者はそれが常識であることを知らないので正解できない。ではどうやってその分野の常識となっている部分を見つけだしていくのか?くりかえすが、常識とは重要な部分のことである。どうやって知る?見つける?まず手始めに、大学受験を控えている高校生の方々を対象に苦手科目の克服法を伝授しよう。実はものすごく簡単なことなのだが、大前提がある。この苦手が得意科目になったらどれほど良いかと楽しいことを想像しつつ、必ず得意になって見せる、という強い意志が必要である。まったくやる気もない人は何をやっても駄目。
さて、答えはあなたが過去に受けた試験の中にある。例えば世界史を例にとろう。あなたはある模擬試験で55点取ったとしよう。時期を変えて全く同じ試験を受けた時、全く同じ55点遅れるか?正解した中には、かなりあやふやなのだがこう書いておこうということで正解した部分もあったろう。ヤマカンで当たって正解したという部分もあったろう。この部分はあなたにとってまだ常識ではない。では、ほぼ確実に正解した部分を教師が誤って違った答えを解説した場合、あなたは「そこは100%違います」と自信を持って言えるか?おそらく言えない。「先生がそういうからそうなのではないかな」で終わってしまう。つまりまだあなたにはこの問題は常識として確立した部分ではない。ここで虚心に考えて欲しい。試験問題というのは良識ある出題者が重要な箇所と認めた常識的な部分なのだ。つまり教科書をずっと読んでこの試験に出たところに赤いアンダーラインを引いたとしたら、教科書の中から重要な部分が浮き出ているではないか。あなたは少なくとも45点部分についてもその常識を常識しとして認識していなかった。正解した中にも確実に常識とはなっていなかった部分がかなりある。だからこの部分があなたにとって常識となってしまえば、あなたはかなり進歩することになる。では、何を常識にしたらよいのか?それはあなたが受けた模擬試験の問題そのものである。次の記事では、常識にするためには、具体的に何をどうやればよいのかを解説する。
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