17 受験必勝法 3
更新日:1 日前
では、試験の常識とは何か?あなたは太陽が東から昇ることを常識というか。「そりゃあ思うよ。なぜだって?常識だから」頓珍漢のやりとりではあるが、あなたは生まれてこのかた、太陽が西から昇るのを見たことがないからである。では明日、絶対に西からは登らないといえるか?それは本当はわからない。ではなぜ東から残るのが常識か?それは東から昇ることを見た回数が多いからである。つまり同じ物事に多数回接すると、それは常識となる。これは分かっていただけると思う。
前の試験問題に戻ろう。はっきり言うと、苦手の科目の関する限り、あなたが正解した部分に関しても、あなたはそれを情報として、あるいは知識として持ってはいるが、また常識にはなってはいない。常識と言えるほど多数回接してはいないからである。では常識とするにはどうする?当たり前のことだが、多数回接すればよいのだ。
具体的に述べよう。まずあなたは、苦手な世界史の模擬試験を受ける。何点でも良い。回答が来たら教科書を開き、その問題が問うている箇所に赤のアンダーラインを引く。これで教科書を閉じる。覚える必要はない。次に、全く同じ解答用紙を作る。一問一問、納得しながら正解を書いていく。もちろん答えを見ながらでよい。終わったらまた同じことをやる。最初は30分~ 40分かかるだろうが、2回目は 20分くらいで終わる。終わったらまた同じことをやる。(ずるしないで、全く同じ回答用紙を自分で作るのですよ!)それを繰り返す。これを10回ぐらいやる。10回目ぐらいやると、答えは見なくとも書けるようになるだろう。次の日も全く同じことを10回やる。慣れてくると、一問一問がおざなりになってくるかもしれないので、毎日新しい試験問題を解いているのだ、という新しい気持ちでやることが大切だ。5日間ぐらいやると 回答もそうだが、問題文さえ覚えているだろう。大切なことはショートカットで正解することではない。毎回、試験問題をきちんと読み、真面目にきちんと回答し確認するということだ。この時点で50回同じ問題をやったことになるのだが、そこで教科書を出してパラパラと見てみるとよい。アンダーラインのところが光って見えるはずだ。つまり、アンダーラインのところはあなたにとっての常識となった部分なのだ。そして、教科書2~3回ざっと読んでみる。そうするとアンダーライン以外で大切そうかなというところが目につきだす。ここをちょっと覚えてみようか、重要かどうかはわからないけど、さて次の模擬試験を受ける。そうすると必ずあなたの持っている常識部分が出る。仮にまた55点だったとしよう。しかしこの 55点は価値が違う。あなたが教師に反論できるだけの内容を持った部分なのである。45点分はあなたの知らなかった箇所である。まだ 45点分も知らないところがあった。この発見は嬉しい。また最初の試験と同じように10回を 5日ぐらい繰り返す。これで模擬試験を3回ぐらい受けると、ほとんど重要な部分が尽きてしまうはずである。これは本当である。試験で重要なところというのは、教科書がどんなに膨大であろうと限られた部分なのだ。こうなると、いかなる試験でもあなたは世界史で80点以上取れるようになる。つまり世界史はあなたの得意科目に変貌したのである。これは日本史、世界史、化学という、やや暗記の科目にはすべてに当てはまる。
次に英語。ポイントは4つある。長文、英作文、文法、単語、ヒヤリングはまあ60点取れればよいとしよう。
まず長文。学校でやる社会学的論文は、最初は苦労だが、必ずトライしなければならない。何回も何回も読む。この部分は通らなければならない関門なので、覚悟しておくことが重要である。もう一つ、英書を、文庫本一冊程度で良いから必ず最後まで丁寧に読む。面白くなければいけないから、ミステリーなどが良いだろう。アガサ クリスティーとかシドニー シェルダンでも良いが少し易しすぎる。コナンドイルのシャーロックホームズぐらいが適当。まず原本と訳本を買い、同時進行でよいから1度読む。全部で5回ぐらい読む。最後には訳本はいらなくなる。単語は必ず辞書を引く。
文法は出るところが決まっているので、薄い文法書一冊だけ。
英作文は100~200の文章を、とにかく何回も発音して覚える。
英単語はそういう本が出ているのでこじつけでもなんでも繰り返す。知らないうちに頭に入っている。
これだけあれが受験では十分である。また受験が終わっても、あなたの生涯の財産になることは間違いない。もう少し慣れると、シドニー シェルダンとかダン ブラウンとか辞書なしですらすら読めるようになる。
国語は現代文に関する限り出題者と心を通じることは難しいから60点取れればよしとする。ポイントは古文と漢文。これは世界史と同じ暗記科目なので、文法と単語につきる。方法は世界史と同じ方法でやればよい。徒然草とか枕草子とか論語、孟子など、学校が終わって、社会に出てから全巻読むというのも良いと思うが、受験には必要ない。
数学と物理はセンスがいる。できる人はできる、できない人は決してできない。できない人は基礎問のみにして実際の試験では部分点をもらうしかないことを覚悟する。もっとも、そういう人は理系の試験のないところを選ぶだろうが。とにかく知識の範囲では役に立たない。常識にしなければならないのだ。さて、以上の準備がうまくいったらやっと受験するという資格を得たことになり、おそらくは合格という切符を8割方手にしているのは間違いない。
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