20 ギャンブル必勝法 1
筆者は、ギャンブルはほとんどやらないので、この記事はは机上の空論であることをまずお断りしておく。
世の中はギャンブルで溢れている。最も罪のないのは宝くじであろう。一等賞金10億円というのにつられて買うのだが、買っている人の顔の真剣度を冷静に観察してみると、とても面白い。金の亡者みたいな顔をして買っている人もいれば、切羽詰まった真剣な方もいる。当たると評判の、有楽町にある宝くじ売り場を見たことがあるのだが、まさに長蛇の列であり、皆、一攫千金を狙って数時間も根気よく待っておられる。ご苦労なことである。一等の当選確率は1000万分の1という。天の味噌汁にも書いたことであるが、これがどれほど小さいものか、実感する方も少ないと思うので再掲しよう。10キログラム入りの米の袋を22袋用意し、大きなたらいに全部あける。かなりの量である。この中から一粒の米を取り出し赤い色をつけて戻す。よくかき混ぜて一個引いたときこれが赤である確率が 1000万分の1である。通常の感覚では当たる方が難しいと思うが、やはり宝くじというのは、300円出して何億円が当たったら、あれも買おう、これも買おうと、夢を買ったと思えば、案外安い買い物かもしれない。
筆者は、競輪とか競馬とかやったことはないのだが、よく電車の中では、競馬新聞に赤い線をびっしり引き、食い入るように見つめながら、あれこれと考えを巡らせている方をよく見かける。競馬の通に言わせると、馬の経歴、最近の成績、今の状態を知っていることはもちろんであるが、今日の馬場の状態、温度等も加味して、自分の目論見が的中するかどうかに大きな楽しみがあるということである。勝った金の額ではなく、自分の予想が的中することに喜びを感じておられるというのは、健全な競馬の楽しみ方と思う。
こういう健全な楽しみ方をしておられる一方で、大金を使い果たし、日々の家庭生活にまで影響を及ぼしておられる方も多いと聞く。いわゆるギャンブル依存症というやつで、早く目を覚まさないと、神様にも見捨てられそうな気がする。もっとも、依存症を経験すること自体、人生の大きな修行なのでもあろうが。
そういうギャンブル云々というのではなく、単に金が増えるかどうかということにのみ関心を持っておられる方もおられる。そういう方は冷静に儲けることのみ考えている。果たして必勝法はあるのか?あると思う。ただしギャンブルではないので、面白くも何ともない。素人の筆者がここで言うのも気がひけるが、いわゆる銀行レースというやつである。商店街のご主人たちが数名集まってこのレースに参加する、という話を聞く。出資金は一人100万円ぐらいらしい。朝から夕方まで全部で10レース近くある。賭け方はいたって簡単だ。どのレースも常に本命のみを買う。複数の競馬新聞を見比べてみて、こいつが必ず勝つというのを買う。もちろん勝ったり負けたりするだろうが、勝つ確率は圧倒的に高い。100円は140円になったり、 0円になったりするんだろうが、全レースを通してトータルすると最悪に転んでも、大負けはしていない。その代わり大勝もしないが、トータルしてみると100円なら120円ぐらいにはなっているだろう。4人で 400万円出資したら、 480万円になる。つまり 80万円儲けたことになる。これは回数を重ねると、だんだんはっきりしてきて、確実に儲かることになると思う。これを大数の法則という。ただしギャンブルの面白みは全くない。銀行に預金して、その利息のみを受け取るということに相当するので、銀行レースというのである。少し負けても次に期待する。これはこれで健全な利殖の方法(ギャンブルではない!)であると思う。
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