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⑨ アメリカ珍道中 2

kei1239fujiwara
10月9日
読了時間: 2分

更新日:10月12日

 昔、本で読んだのだが、ある人がボストン行きの飛行機の切符を買いに行った。日本人は律儀だから前置詞にこだわる。「to Boston」かな「for boston」かな?エイ、「to Boston」でいってみよう。「To Boston!」そうしたら二枚切符が来た。いかん「For Boston」だったと思いなおし、言った。「For Boston」、そしたら四枚切符が来た。パニックになり「エート、エート」と言ったら八枚来たという話である。上手い話を作ったもんだと思っていたのだが、実はこれは作り話ではなく、冷や汗の実体験ではなかったかと思うようになった。筆者も似たような経験をしたからである。

 アメリカで、独身男三人で釣りに行こうということになった。誘った友人がラジオで「95号線を10分間まっすぐ走ってください。そうすると船は船着場に着きます」。と言っていたと。朝 4時に起きて出発した。行けども行けども船着場はない。誘ったやつに聞いた。「この道間違ってない? 」 いや俺は確かに聞いたよ、「Go straight ahead 10minutes along for 95」って確かに言ったんだから。筆者は、はっと思った。「おい、それfor 95ではなくて 495じゃないか」アメリカでは 95号線の周りに環状線として495号線がある。あっ!そうかも。とりあえず495に入ってみた。船着き場があった。でも船はとっくに出ていた。まあいい経験だな、話の種ができたよ。みんなでそう笑い合い、その日は朝から晩まで遊び歩いた。

 筆者もかなり英語ができるようになり、日常的には会話は不自由ないぐらいになった。その時アメリカ人と二人で映画を見に行った。ところが映画の英語がまったく分からない。これははっきり言ってショックだった。アメリカ人にぼそっと聞いた。俺の英語もまだまだだなあ、今日の映画は2割も聞き取れなかったよ、アメリカ人曰く、そう落ち込むなよ。俺だって3割ぐらいしかわからなかったんだから。つまり方言だったのである。英語は一つと思っている日本人の方も多いようなのだが、方言はあるわ、黒人の英語はあるは、東洋人、中東の英語はあるわで、まるで多言語の社会のようである。同じ英語とはいってもそれぞれが、かなり違うようだ。ニューヨークは標準語かと思っていたらニューヨーク訛りというのがあるらしい。アメリカは広い。

 ここには書ききれない弥次喜多珍道中の話はもっともっとたくさんある。人の経験を聞いても面白くもなんともないかもしれないので、ここでやめる。

 しかし皆さん、英語なんか全くしゃべれないでアメリカを旅行したら面白いかもしれない。イッテ Qの出川さんみたいに。その珍道中はきっと良い思い出になると思う。冷や汗の連続かもしれないけれど。

 
 
 

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