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⑲ 無気力な人々 2

kei1239fujiwara
10月11日
読了時間: 3分

更新日:7 日前

 ヴィクトール フランクル博士の言葉を再掲する。(世相6)

 「現代の人々の最も重大な誤りの一つは、むやみに享楽や幸福を追求することである。いかに生きるかということは、いかに楽しむかということであり、それを人間の幸福と考えて要求してやまない。苦労とか犠牲とかいうものは全く知らない。しかし本当の幸福、楽しみは左様なものの中にはない。長い目で見るとことごとく逆になる。人間の真の楽しみ、心の幸福は、むしろ進んで自己を何者かに捧げ、何者かの犠牲にすることによって得られる。こんなささやかなつまらない問題に何の意義があるか、そんなことをしたってろくなことはない、などとせっかくの善事を馬鹿にして行わないことが多いが、この人間の行うことがどんなにささやかに見えても、それがどんなに大きな影響があるか、これは計り知るべからざるものがある」

 どうだろう。現代の若者は自分を捨てて、何者かに自分の人生を捧げるつもりで努力しているのだろうか。自分を捨てるということは、自分のとらわれから外れるということだ。平たく言うと、金はいらん、キャリアの上昇も、地位もいらん、どう役に立つかわからないが、とにかく今は与えられたこれをやるしかないのだ、という心境になることなのだ。それだけの覚悟があるか?山岡鉄舟の心境である。もし仮に若者がこういう覚悟を持てれば神はきっと良い方向を与えてくださるはずだ。でも、思ったように与えてもらえなかったら?。まだまだ修行が足りないのですよ。まだ自分の利益にとらわれすぎているのです。筆者の経験からしても必ずそうなっている。

 覚悟を決めるとはいってもどうすればいいんだ?自分のとらわれから外れろと言ってもいったいどうすればいいのかわからない?という。本当は曹洞宗のお寺に行って、座禅を数ヶ月組むというのが良いのだろうが、忙しい世の中そんなことができるはずもない。

 そこで医者である筆者が読者諸氏に秘策を授ける。無気力の人は、ベルクソンの言うエラン ヴィタールが発現できていない。つまり今までの悪癖のため自律神経系の働きがかなり悪くなっている。自律神経系が活発になりさえすれば展開が変わってくる。それにはどうするのが一番か?ゲームなどやめて、ずばり、とにかく寝ることだ。眠れなくても1日 10時間以上床に入る。これを可能な限り続ける。何ヶ月もかかるかもしれない。そうすると、これは座禅と同じ効果で、きっとあなたの中に潜んでいるエラン ヴィタールがいつか目を覚まし、何かをやりたくなってウズウズしてくるはずだ。ゲームをやりたくなるのではない。天命と呼応して、とにかく自分自身はなくてもよい、やらねばならないことを一生懸命やるだけだという心境になるだろう。そうすると外から見たとき、あなたはきっと大きく変貌しているに違いない。意欲満々の自分に。そしたら、第三次産業を捨てて第一次産業に行ってもいいではないですか。人手不足なんだから。第一次産業の中には、あなたが想像もしなかった素晴らしい出来事が待っているかもしれない。コンピューターの虜になる必要はないのだ。上司の指示通りに一生懸命やる。そのうちあなたが上司になり、下の面倒をよく見てあげるようになる。こういうふう多数の方がなっていくと日本は大きく変わるのだがなあと思う。もちろん政府は最も大切だ。自分を捨てて民を守るという人を選び出すのが民主主義の第一歩なのだから。それが実現できたらもう日本は大盤石となるのだが。

 
 
 

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