㉑ 珍説 般若心経
場違いな話題であるが、真理が説かれているというお経は興味深い。特に人口に膾炙している般若心経については殊更である。解説本を読んでみたが、わかったようなわからないような感じである。原文の般若心経はサンスクリット語、パーリ語で書かれているらしい。もちろん筆者はサンスクリット語もパーリ語もまったく知らない。しかし、インドヨーロッパ語族とも言われているのだから、もしかしたら英語に通じることがあるのかもしれない。そこで一つ無謀とは思ったが、冒険心を出して、四苦八苦して英語で解釈してみようとしてみた。解説本の解釈を基本にすえるので開釈内容が大きく間違っているとは思わないが、無理やりこじつけるので一種の遊びであると言っておく。まったく違うよと言われても反論は一言もない。また般若心経を冒涜しようなどという気持ちもさらさらないことを断っておく。
まず摩訶般若波羅蜜多心経の意味である、摩訶不思議の摩訶である。大きい偉大なと訳にある。英語ではmuchであろう 。chはschoolのようにかきくけこの発音ができるので、多い、大きい、偉大なとなる。般若である。般若の面とか般若湯とか、もう日本語となっている。原発音はパンニャである。訳は大いなる知恵。panはPan-American航空のpan、広く全部をカバーするという意味、転じて広大なという意味。ニャはknew、知っている~知識、だから、パンニャは、すべてを見渡せる大いなる知恵となる。パラミタの訳は彼岸に至る。パラは高校化学にあったオルト、メタ、パラのパラ。ベンゼン核の対側についているのがパラだから対岸~彼岸となる。ミッタ~訳は至る。meetには至るという意味があるから,これでよしとする。
だから般若波羅蜜多心経とは、大いなる般若の知恵で彼岸~悟りの世界へ行く心のお経となる。そこで、何でも見通せる観自在菩薩様が五蘊(色、受、想 行、識)は皆、空であると悟って、すべての苦厄を救ったとなる。実は般若心経はこれで終わりなのである。しかし空とはなんだ?舎利子から質問が出た。空とは何ですか?そこで菩薩様は説明したのだが、ここが仏教の深いところで、不立文字、以心伝心 拈華微笑、つまり言葉では伝えられないから自分で悟る以外にないよと言った。空とはこれこれこういう物とは言葉では言えないが、こんな性質を持っていると、あれこれ説明なされた。長々と説明が出てくる。現象が空だ、空は物体であり、物体は空である。色即是空、空即是色、何がなんだか全く分からない。中盤以降は、もし悟ったらこんなに素晴らしいことがあるぞと嫌というほど書いてある。最終的にはアノクタラ サンミャク サンボーダイを得るとなる。つまりア~ not、ノクターラ~note~記す、サンミャク~sum 貌~すべての形が集約していて偽りがない。サンボーダイ~sum bodyとは,すべてのものが集まって一つの個体を作る~つまりこれ以上のものがない~最上のもの、となる。「つまり言うに言えない偽りのない最上の世界」を得るということになる。でも本当に空ってなんだ?最後に締めくくる。空は簡単に悟れるものではないが、毎日このありがたい真言を唱えていると、あるときちょっとわかるかもしれない。毎日唱えなさい。ギャーテー ギャーテー ハラギャーティ ハラソギャーテー ボディーソワカ般若心経。ギャーテー~gya te~go to、ハラギャッテ~para go to、ハラソウギャーテー~para sum go to、paraは、先ほどのパラ~彼岸。ソーはsum~集まって。
訳すると、「行こうぞ、行こうぞ、みんなそろって彼岸へ行こうぞ」という意味になる。解説本の訳もこれと同じである。
お粗末の一席。
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